秒5見直してきました

*[本]黄昏色
中途半端なのでもう一度書き直す。


奏でる少女の道行きは
一昨日感想を書いてから読み直した。前回の事件がトラウマになり、自分の道具に向き直り始めた少女の物語が、本来シリーズの主役であるべき人たちの話に見え隠れしながら、描かれていく。
教師側が前回の問題に対処するために気分がそちらに向き気味な所を敏感に感じ取る少女達。第一陣が、到着した日の午後に研究所に向かいそこで灰色名詠とも呼ぶべき罠にはまってしまう。取り残された新任教師は、上司の命令を無視して救援に向かう。それを、めざとく見つけるエイダとネイト。後をつけていくが、初っぱなの罠に教師がはまってしまい、ネイトは進退窮まってしまう。エイダは前回の悔恨の思いから名詠士ではなく、本来の自分を選択することになる。

前回は感想が少しきつめな感じになってしまっていたが、引き込まれる作品であることは間違いなく、主要な人物卯だけではない学生の描写が、学生生活をしている所に厚みを持たせている様に思える。今後、夜と赤の新しい流れが描かれる事になるようなので楽しみである。