黄昏色

忘れていたと言うことで

奏でる少女の道行きは
冒頭で出てくる悪夢にうなされている少女というのが、これまたレベル百系、スーパー少女である。前回の大事件に際しあるものが無かったため、普通にとるべき行動がとれなかった事がトラウマになっている模様。そんな中、学校の修理が必要になったため、夏期講習が学校から離れた海辺の分校舎で行われることとなる。

細かい所を描写しようとすると忘れている所が多い。前巻の感想と同じ所で書いた、内容に関して若干触れておきたい。別口で触れている五輪書の内容から鑑みて本巻の主人公は、まだ伸びる余地があるように思えた。ものに執着するという事はそれだけ自分の力を制限している事になり、無茶をするというわけではなく、使い慣れたものを使用しないという技の使い方もあるのではと思わされた。特に今回の”戦場”は、屋内であり、鑓という形状の武器はその効力が著しく制限される場面である。そのような場面で、空間的なハンデを感じさせずに戦いを行うというのも一つの技なのかもしれないが、ここは一つ、場面に会わせた技術というものを是非見せつけて頂きたいものだ。

囲んだ中に感想まで入れました。その分粗筋は最初の部分も触れていません。また書き直します。