文学少女

今日から何回かに分けて既刊を読み終わったシリーズについて読まずに書いてみたいと思う。

文学少女’と死にたがりの道化

出だしからシュールな感じがした。何処までが、本気で何処までが冗談だか解らない状態で本を食べる妖怪が普通にくらしているのである。そこに、竹田さんという女の子が恋を成就させて欲しいといってやってくるという形で、話が展開していく。だが、彼女の願いというものは、一筋縄のものではなく、最終的に人の死がたくさんたくさん描かれていく事になる。話は二転三転し最終的にそれなりの最後を迎えるわけであるが、どうにもすっきりしない形で終わる。それというのも、最初から提示されている美羽という少女の話が結局最後まで宙ぶらりんのまま終わってしまうからだ。気を抜いて読んでいたせいで読み飛ばしたかと思ったが、やっぱり何処にもないと思える状況である。

あらすじと言うよりも途中から感想になってしまった。今週はこの人の話は禁止にしてもう一度映画を見に行こうと思っているので、読み返して確認する訳にもいかない。何とも歯がゆい状況である。