移り変わり行くモノ

なぜ薬剤師でなければ医薬品を取り扱ってはいけないのか 井上晃宏(医師、薬剤師) – アゴラこの記事を読んでフト思い出したことがあった。ブクマでつぶやけるぐらいのネタだが、先にブクマしてしまっていたのでこちらで。
以前、世界の教科書とかいうのの英国編を読んだときのこと。最初はローマが居なくなった後の歴史というモノが良く認識出来ていなかったので、その辺りに関して何か書かれたものが無いかと思い図書館で調べて見て、40年くらい前の英国で実際使われていたとかいうモノの日本語訳に行き着いた。コレがとても面白かったので英国の暗黒時代だけでなくその後の歴史に関しても読んでいたのだが、その中で産業革命に関して割かれていた部分がとても興味深かった。曰く、ある時期から織物の需要が急激に増え、その時最初にボトルネックとなったのが人力で作業を行う機織り部門?だったと言うことで、その人達はカネを沢山せしめ肩で風切るような状況だったそうである。ところが、ハタ織機が自動で織物を作れるようになってしまうとたちまちその人達は没落し、腹を立てた彼らは自動機械を発明した人を焼き討ち下とか言う話が幾つかまとまって書かれていた。
まあ、時代と言うモノがあるのだろうが、世の中が変わるときと言うのは得てしてそういう割を食う人が出るのは世の常といえるのでは無いだろうか。
最近の日本の状況ってそういう人を残していく方向でしか動けないから、ドンドン贅肉がたまっていっているように見えるんだけど、こんなメタボな社会でこの先やっていけるのかねえ?