ビジネス誌2題

昨日のエントリで記事として紹介したジャーナリズムの話はこちらの中で新書の紹介で揚げられていた文章でした。紹介されていた新書はこちら。
ジャーナリズムの可能性 (岩波新書)

ジャーナリズムの可能性 (岩波新書)

読むかどうか分からないがとりあえず貼っておく。

週刊 ダイヤモンド 2009年 2/28号 [雑誌]

週刊 ダイヤモンド 2009年 2/28号 [雑誌]

久しぶりに言及。といっても特集ではなくいつもの真山さん連載。えらいことが起きそうだが現在の章になってもとあるところが欠落している気がする。新聞読者がどう感じているかということ。確かに新聞社の儲けは減っているだろうし販売店は大変だろうし、押し紙の水増しによって生じている広告費の水増しは出稿側からすると腹立たしいモノが有るのかもしれないが、それらは全て新聞というメディアプレイヤ側の思惑であって、受け手である読者にとっては有る意味「カンケイネ」っていう問題である。自分は10年以上前に新聞読者は止めているが、それでも新聞って言う存在が読者無しには成り立たないっていう風には感じる。(TVで紙面紹介してもらえれば良いっていうので有れば違うのかもしれないが) そういう存在なればこそ、読者視点って言うモノが見えていないドタバタは「コップの中の戦争」といった感じがして絵空事感を強く感じてしまう。「コップの中の戦争」なんて言葉が民主主義の世に存在するモノかとも思ってしまうが、今週の連載までを読んできてみると、この話の中で起きていることはまさしく特定会社の中だけの戦争、っていう感じをひしひしと感じるモノであった。今後何処に向かうのか、何処へ落ち着くのか楽しみである。
蛇足だが、この話ってまとまった後で本になったときに実際の社会的に「新聞社」てものはどんな状態になっているんだろ。ちょうど似たような争いをしているのか、それとも持ち直して来ているのか、もしくは風前の灯火にさえなっていないのか。そちらも有る意味面白い観察対象なのかな。