読んだ本

重苦しい本編の中でも一番の重苦しさを誇る「鬼火」がメインの話。しかし、鬼火は前の一寸出の時の部下を含めた重たさからすると今回の鬼火衆の軽さはちょっと新鮮なところがある。最後の大将に対する会話なんかはものすごく和やかで笑ってしまいそうになる。話の流れ自体はやっと敵がわかったという事もあり、俺たちの戦いはここからだとかいう打ち切り臭にも負けない力強さで今後の展開を迎えてくれる事でしょう。
しかし、あの忠犬があんな事になるとはなあ。というか最初挿絵でみたときにはなんでお前がそこに描かれているんだよと大きく突っ込みたくなったくらいだったのになあ。まあ仕方ないのかな。

“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫)

“文学少女”と恋する挿話集 1 (ファミ通文庫)

美羽がいる!美羽が子供の相手をしている!美羽が歩いている!もうそれだけでお腹いっぱい!挿絵はショートでなんだけどやっぱり元気でサディスティックな美羽は最高だ!全編美羽だけですすめてもらってよいのでぜひそういう話を一つ。芥川君はどうでも良いです。