坂の上の雲

http://medt00lz.s59.xrea.com/wp/archives/125ここのブクマに203高地のけんを書いてそれで思い出したことをつらつらと。
この物語は秋山兄弟を軸に描かれていると思う。(本が手元に無いのでうろ覚えである。)そのうち弟の真之は海軍で、バルチック艦隊の殲滅作戦を立案し、兄の方は当時最強の呼び声た高かった、コサック騎兵隊に新興日本軍騎兵隊で相対した事がメインになっている。
話しは逸れるが、この頃のニュースでは日本軍が連戦連勝していたということが報じられており、講話条約の時に小村寿太郎がえらい苦労をして条約を取り付けて帰国してフルボッコにされるという事が起きたという話を大昔のNHKのドラマで観た気がする。許すまじマスゴミ→裏は全く取る気有りません。
で、エントリをたてて何が言いたいかというと、この兄貴の方が騎馬の使い方として一風変わったことをしていたという件を思い出したので是非書いて起きたいと思ったのである。
好古が何をやったかというと、自分の騎兵軍をコサックと相対させてその機動力を使わなかった事が挙げられている。
騎兵としての質の差も有ろうが、1904年時点で騎兵の機動力を使用しないという戦術を使用したと言うことは特筆すべきことだと思う。
動的な戦術を使った弟と比べるとあまり目立たないのかもしれないが、自分に与えられた局面に対するあまりにもまっとうすぎる解を出した兄の存在こそこの物語の中心に有るべきモノに思える。