最近読んだ本

前回は、1話の前話ばかりだったが、今回は途中から始まるという校正はどうかと思うが、それなりに面白かった。最後の監督解説も良い味を出しているが、内容はどちらかというとアニメに引っ張られている部分が強く感じられる。その分最初の会長が捜し物をする話とその中の独白は新鮮だった。
二四〇九階の彼女 (電撃文庫)

二四〇九階の彼女 (電撃文庫)

オムニバス形式に少しとまどう。全階層アントロポシュカに管理されているのは良いとして、あそこまで壊れた世界だらけというのもなんだが救われない。ラス前の鍵が切ない。ジャケ買い。面白系によった話かと思ったが、結構重めな雰囲気。恋心が暴走した状況が問題なら、それを暴走させた人を直すという行為が、恋心自体を摘んでいる事が切ない話である。主人公の思い人が暴走した場合、彼はどの様な行動をとるのだろうか。天然系の桃ちゃんといい、結構良いキャラのそろった話。しかし、ジャケ買いしたのに限って画像登録が無いのは何でだろう。
レヴィアタンの恋人 (ガガガ文庫)

レヴィアタンの恋人 (ガガガ文庫)

細菌により、壊れた世界の日本での話。途中で入る過去話が激しく頭にはてなマークを付けてくる。名前がほぼ同じ人が出ているというのにそのつながりが薄そうに感じてしまうのは、読み飛ばしすぎだろうか。細かな説明の無い設定が有る気がするが、それも読み飛ばし過ぎなのだろうか。
神様のメモ帳 (電撃文庫)

神様のメモ帳 (電撃文庫)

にじいきで紹介していたもの。主人公が無能力系であるという所が、新鮮に感じるとは思わなかった。その分周りは変な奴が固めているが、それはそれで面白い。鳴海が時たまみせる冴えた判断というのが彼の売りなのかもしれない。しかし端から見ていると誰もニートには見えないのだがなあ。
神様のメモ帳〈2〉 (電撃文庫)

神様のメモ帳〈2〉 (電撃文庫)

上の続き。前が前だったのでどの様に続けるのかと思ったが、途中からスピード感に溢れた感じになっていき面白かった。杯の所は良い方向だなあと感じたが、引き方は少しとってつけた感じがする。次でほとんど進展が無ければ切れても良いのではないかと思う。