始まっちゃったプロジェクトは終わらせることを念頭に置くこと

拙速と巧久で検索をかけていたら、「孫子は拙速を尊んでいた訳ではない」という言及に行き当たった。要は、行き当たりばったりにやるんじゃなくて、やる前にきちんと作戦を立てて進める方が重要なんだよ、という至極真っ当な話に行き着く訳である。それを読んでいて思ったのだが、現在進行形のプロジェクトに関してはどのようにとらえれば良いのだろうと考えて、表題の様な事に行き着いた。こちらも真っ当な話に過ぎないのだが、巧く行かないプロジェクトというのは、「ゴール地点」の具体的な形状が見えていない状態が多い要に感じたからである。なにがしかそれらしき事を並べている場合も有るが、具体的な値で語られていなかったり、OK/NGの判定がOK側しか規定されていなかったり、判断の基準を満たす事だけを考えて、未達の場合を考えていなかったりする事が多いのでは無いだろうか。とりあえず、どこが終了地点なのかを見極めておく事が必要なのでは無いだろうか。そしてこの場合に求められる事が「拙速」なのではと思う。プロジェクトを進めるばあいにどうしてもきれいにまとめたくて、まとめる為の準備を延々とする事があったりするが、そういう無駄を省いて狩猟するめどを立てる、そしてそこに最短距離で進むという事が「拙速をみるも」という事につながるのではないかと思う。
終わらせる事以外にも重要な事はあるが、進め方という観点から思いついたことをつらつらと書き殴ってみた。
検索で行き着いた所→「拙速」を尊んじゃった実例: 狂仙洞筆記