UDON

UDONを見てきた。以下、ネタバレを含む感想になります。
全体の総括として面白かった。シナリオの一つ一つの部分をとれば、まったくベタな展開なのだが、それでも良いと思わせてしまう構成力が感じられた。また、ありがちな流れなのに落ちの持って行き方が強引とまでは行かず、納得のいく落としどころに持って行っている所も好感が持てた。

細かな部分としては、よく見た人物がちょこちょこ出てきているので面白かった。自分の気になった所では、

  1. ユースケの実家にうどんをもらいに来る少年(木島の話に出てきた子供かなあ?)
  2. ナンチャンが説明したうどんやと小西さんが実際に行ったうどん屋が異なっている展。
  3. 小泉くん
  4. トータス松本の初登場シーン
  5. なんじゃこりゃー!とその前のおはようございます
  6. ウドンマンの壁落書きとその横に書いてあるとうちゃんの文字
  7. 借金の話をする場面直後のユースケの表情(これはすごい演技だなあと思った。おちゃらけとこういうすごい表情が出来るところが素晴らしいところだと思う。)

親子の会話がほとんど××後である点や、その状態での親父さんのせりふ「〜なんて簡単だ。〜すれば良い」等は少し気になる部分だったが、大枠では破綻もなくまた各々上手く落ち着くところに落ち着いたという話だったと思う。

気になるところ
実写の場合役者さんのイメージが強いため、キャラクターとしてというよりその役者さんを強く見てしまう部分がどうしても出てしまった感じがする。今回気になったのは、タクシーのお兄ちゃんで、この人は出てくるたびに交渉人で写メをとっていた駅員さんに見えて仕方が無かった。(同じ人だと勝手に思っていますが、違っていたら申し訳ありません。) この人の場合、役作りとしての方向性がにていたという所もあるのだろうが、一度気になると結構後を引く部分があった。もう一人、上でも書いた少年は、うどんをもらったときの顔がチキンカレーがあると聞いたときの顔とかぶってしまうという部分もあった。(こっちも勝手な思いこみかもしれませんが。)

最後にもう一度全体として
ワクワク感があったり、手に汗を握るという感じでは無く、ネタとしてもベタな部類が強いと思うが、それでも笑うところで笑わせて泣かせるところは泣かせるという形に仕上がっている面白い作品だと思った。もう一度見に行きたいと思うが、次に見るときには、細かなネタに注意して見ていくか、もう一度普通に楽しむかで悩んでいる。来週までにどちらにするか決めておこう。