チームを小さくするたった一つの理由

打ち合わせ時間が減る。大体において、10人以上が参加する打ち合わせでは参加者全員が十分に喋る時間も取れないし、そのような状況になっては意志の疎通も難しい。これがもっと大人数になると参加できないせいで発生する伝言ゲームが良い感じでチームを迷走させる。mailを使えば良いではないかという向きも有るかもしれないが、mailというのは会話の変わりにはならない、一方通行なもので出してからかえってくるのにかかる時間的間隔というものは昔で言う距離の差による取り違いとある意味同じくらいの誤差を生じるものである。現在の社会で起こる本来的な意味での距離の差というものも相当影響を与えるモノと思われる。
まあ、いろいろと複雑化したせいで「一人で出来るもん」という事はかなり減ってきている事もまた事実なのであろうが、少なくともtopにたつ人間はトータルでチームで打ち込んでいるものの細部にいたるまでの本質を認識していない事にはチームはきちんと動かなくなるものであり、そのようにするためにはチームはそれなりの大きさにしておかなくてはならないのであろう。