ITとは

理系、文系というよりも法科系に似ていると感じていた。人の造ったハードの上に、人の決めた決まりを載せて、それを組み合わせる事が何となく国というものに対する法律とその運用に似ている感じがしたのだ。そして、車輪の再発名と言われることに関しては、「判例」と呼ばれるものが対応し、どちらもそれらを組み合わせることで一定のモノを造りあげていく所が似ている。ITのなかではそれがアプリケーションになり、法律の判決という形でまとめられる。

人の創りしもの

法律と同列に扱うと、新たなモノが表れる事にも説明がつけられる。それは社会が変化したために社会に合わなくなった法律を変えるのと同じように、作り上げられたシステムが変化したために合わなくなった、コード規約を変えることになるからだ。このために、IT業界では国土であるシステム、憲法であるOS、そして各種法律であるコンパイラインタプリタ、最後に判例となるアプリケーションに新たな事が生まれる度にそれらを学ぶ事が必要になってくるのである。

法律家との違い

ここまで書いてきて思ったのだが、法科との違いとして、「判例」重視なところがあげられるのでは無いだろうか。あまり数を読んだことが有るわけでは無いが、プログラム関連の書籍というモノは、
「このような動きを構成したいときはこう書きます。」
といった形での表記でまとめられているモノが多いように思える。それらを一渡り見ただけで(といっては失礼かもしれないが)「一人前」としてしまうせいでガタガタなモノが出来てしまうのでは無いだろうか。
国土の隅々まで理解したり憲法を精読するという事は困難かもしれないが、せめて法律に簡易しては本来の意味での法律を学ぶ事が大事なのでは無いかなと感じた。

個人的感想

ITというかプログラム関係に関しては上の様に人が造ったモノだから、という理由だけで敬遠していた所も有るので実際には違うところが有るかもしれない。だけれども感覚としては大きく外していないという風に考えてはいます。
ITは「理系」なのか? - モジログを読んで感じた雑感でした。