本当のエリート

孤高の挑戦者たち―バッテル研究所‐現代のピタゴラス集団

孤高の挑戦者たち―バッテル研究所‐現代のピタゴラス集団

いくつかの所で紹介されていたので、図書館より借りだしてのんびりと読んでみた。一つの研究所でこれだけの知性を集められるというのはそれだけで凄いことだなと感じられる話だった。色々と面白い人物が紹介されていたが、一番心に残ったのがカド・トーマス・ベアートという人のリスクを冒して挑戦をするという理由だ。それぞれ
  1自分の学習曲線が飽和状態に近づいたとき
  2トップマネジメントの方針と意見を異にするとき
  3より挑戦を強いる機会を創出出来ると確信したとき

筆者からするとこの本で挙げられている挑戦者たちはかなり無謀な選択をしている様に描かれているが、各々の立場からすると上とよく似た合理的な選択の結果なのだろうと感じられるものであった。
又いつか読み直してみたい本である。