UDON再度

前に次の週に行きたい位のことを書いていたが、結局今日になってしまった。今更だが、一応ネタバレも含むつもりで書くので以下改行







前回、見たときから特に気付きなおしたところは無かった。何となく感じていた、表情の変化に関しては、松井家の人々はかなり練り込んで流れに沿ってその気持ちを表す形で演技を求められていったのだなあと改めて感じた。前回は、ユースケの親父さんが倒れている部分だけ言及していたが、親父さんの死んだ後の表情も含めて、何処まで行っても笑わないのに、最後の給食を覗きに来たところで見せる、最高の笑顔というのはそれまでの積み重ねもあり、とても素敵なモノに思えた。
後、前回はまったく気付いていなかったところとして、学校にうどんを納品に行く親父さんが、うどんのゆで方に関してお願いをしている部分は、とても細かい演出だなあと改めて思わされた。前回は、この部分が何故入れられていたのか良く分からなかったので、すっきりした。もう一点、ユースケが実家を後にするときに、義兄さんが言う「大丈夫だよ」以下の科白は退避が効いていて、ああこの人達は大丈夫なんだなあと思わされるモノになっていた。
一度目には、何となくだけ感じていたステキ感の一部が今回見直すことでいくつかすっきりさせることができでとても楽しい体験だった。やはり、ちゃんとした作りというモノは、何となくでも感じることが出来るモノであり、きちんとそのワケを掘り返してみれば、至極まっとうな理由を内包しているモノなのだろうなあと感じさせられた時間だった。