映像は所有したくなるモノなのか

1日に書いたネタをぼんやり考えながら、ネットをふらふらしていると面白い話に行き当たった。
YouTubeについて(3) - My Life Between Silicon Valley and Japan
手軽になるのは良いことだけど、1日にリンクした考え方と、ネットの向こう側に置くという考え方は相反すると思われる。人は自分の所有したいと思うモノを他人と共有で持っていたくないモノであり、見たいときに探してみたら無くなっていましたという様な事で納得はしないモノだと思う。コンテンツとして取り扱いが簡単であるということは確かに重要なことだが、それを持っておきたいと考えたとき、人はどこそこに有るからといってそこをブクマするのではなく、自分のものにしたいと考えるのではないだろうか。その場限りで眺めて終わりという話であれば、ネットの向こう側のモノで十分だろうが、何度も観たい、いつでもみたいと思うモノに関してそれを自分で管理していないと言うことに関して、私はそれを自分が管理していない所に置いておきたいとは思わない。ネットの向こう側に有っても問題ないモノというのは、自分の環境だと見る機会のなかったものをとりあえず触れる事が出来るという場合においてであろう。

ネットで触れる機会が増えるコンテンツの今後

有償であれ、無償であれこれまで触れる機会の無かった情報に簡単にアクセスすることができるようになって来ている。このような機会が増えている中で成功していくために必要な事は何が有るだろう。上手いこと言えないが、「みんなでしあわせになろうよ」と言える、形態を作り上げることが重要になってくるのではないかなあと考えている。それの中にコンテンツの合法的な個人所有ということが入っているとユーザ側から見ると嬉しいと私は思う。

ユーザとメーカの乖離と思われる二題

HD画質は「遺す」楽しみ?? - メディア交換の「悪夢」を食い止めろ! | デジモノに埋もれる日々
http://blog.japan.cnet.com/sasaki/2006/06/post_2.html
どちらもうならされる内容である。今後の動向を見ていきたい。